大運とは?四柱推命で10年ごとの運気を調べる方法と読み方
大運は、月柱から10年ごとに進む干支で、人生の大きな運気の流れを表します。順行・逆行の決まり方、立運(大運が始まる年齢)の計算、大運と年運の重ね方、今の大運を読むポイントを実例で解説します。

大運(たいうん)は、月柱の干支から10年ごとに一つずつ進む(または戻る)干支で、人生の大きな運気の流れを表します。 命式が生まれ持った「地図」だとすれば、大運はその地図の上を進むときの「季節」です。同じ命式でも、どの大運にいるかによって、表に出るテーマや動きやすい分野が変わります。
自分の大運は、四柱推命の自動計算で生年月日・出生時刻・性別を入力すると、始まる時期と10年ごとの干支が一覧で表示されます。
大運の決まり方
順行と逆行
大運は月柱の干支から始まり、性別と生まれ年の陰陽によって、干支を順に進むか、逆に戻るかが決まります。
| 陽年生まれ(甲・丙・戊・庚・壬の年) | 陰年生まれ(乙・丁・己・辛・癸の年) | |
|---|---|---|
| 男性 | 順行 | 逆行 |
| 女性 | 逆行 | 順行 |
たとえば月柱が壬申の人なら、順行では癸酉・甲戌・乙亥…、逆行では辛未・庚午・己巳…と進みます。
立運:大運が始まる年齢
最初の大運が始まる時期を立運(りつうん)といいます。順行の人は誕生日から次の節入りまで、逆行の人は直前の節入りまでの日数を数え、3日を1年として換算します。
たとえば誕生日から節入りまで17日なら、17 ÷ 3 ≒ 5.7で、生後およそ5年8か月で最初の大運が始まります。それまでの期間は、月柱そのものの影響が強い時期と考えます。
実例で見る大運
例1:逆行する男性
1979年8月25日7時生まれの男性(架空)。命式は己未・壬申・甲子・戊辰、日干は甲(木)です。
己未年は陰年なので、男性の大運は逆行します。直前の節入りである立秋(8月8日)までが約17日なので、最初の大運は1985年春に始まります。下の表は開始年で区切った目安で、大運は1月1日ではなく、毎回この春の同じ時期に切り替わります。
| 期間 | 大運 | 天干の通変星 |
|---|---|---|
| 1985〜1994年 | 辛未 | 正官 |
| 1995〜2004年 | 庚午 | 偏官 |
| 2005〜2014年 | 己巳 | 正財 |
| 2015〜2024年 | 戊辰 | 偏財 |
| 2025〜2034年 | 丁卯 | 傷官 |
| 2035〜2044年 | 丙寅 | 食神 |
この命式は地支の申・子・辰がそろって三合水局をつくり、水(印星)がとても強い命式です。2015〜2024年の戊辰は、財星(土)が水をせき止める10年でした。2025年からの丁卯では、天干に火(傷官)、地支に木(卯)が巡ってきます。冷たい水の多い命式が温められ、日干の甲も卯で力を得るので、学んできたことを自分の言葉や技術で表現し、独立して動きやすい10年と読めます。
一方で、卯は日支の子と刑の関係になります。日支は自分自身と配偶者の場所なので、この10年は身近な関係で行き違いが起きやすい時期として気に留めておくとよいでしょう。
例2:順行する男性
1992年11月3日14時、大阪生まれの男性(架空)。命式は壬申・庚戌・癸未・己未、日干は癸(水)です。
壬申年は陽年なので、男性の大運は順行します。次の節入りである立冬(11月7日)まで約4日なので、最初の大運は1994年に始まります。
| 期間 | 大運 | 天干の通変星 |
|---|---|---|
| 1994〜2003年 | 辛亥 | 偏印 |
| 2004〜2013年 | 壬子 | 劫財 |
| 2014〜2023年 | 癸丑 | 比肩 |
| 2024〜2033年 | 甲寅 | 傷官 |
| 2034〜2043年 | 乙卯 | 食神 |
土の多い命式で、日干の癸は土(官星)に強く抑えられています。2023年までは水の大運が続き、日干を支えていました。2024年からの甲寅、2034年からの乙卯は、命式に少なかった木(食傷)が20年続けて巡ってきます。木は土を抑える働きがあるので、周りの期待や枠に縛られていた状態から、自分の発想で道を切り開いていく時期と読めます。
大運を読む4つのポイント
- 大運の干支は日干から見て何の通変星か:その10年に強まるテーマが分かります。通変星の意味は通変星とはを参照してください。
- 用神の五行が巡っているか:命式に必要な五行(用神)が巡る大運は、流れに乗りやすい時期です。用神の考え方は身強・身弱と用神の見つけ方で説明しています。
- 命式の地支と冲・合・刑があるか:大運の地支が命式の地支、とくに日支や月支とぶつかったり結びついたりすると、そのテーマに変化が起きやすくなります。
- 切り替わりの前後:大運が変わる前後の1〜2年は、環境や意識の変化を感じやすい時期です。
流派によっては、大運の天干を前半5年、地支を後半5年の影響として分けて読むこともあります。
大運と年運の重ね方
大運が10年単位の「季節」なら、年運(ねんうん、流年)は毎年の「天気」です。年運はその年の干支で、2026年は丙午、2027年は丁未です。
読むときは、大運で大きなテーマをつかみ、年運でそのテーマが動くタイミングを見るのが基本です。たとえば例1の命式では、2026年の丙午の午が日支の子と冲になります。丁卯の大運の中でも、2026年は住まいや人間関係など身近な環境に動きが出やすい年と読めます。
よくある質問
大運はどこで調べられますか?
四柱推命の自動計算で、生年月日・出生時刻・性別を入力すると、大運の始まる時期と10年ごとの干支、年運まで確認できます。
大運の計算に性別が必要なのはなぜですか?
大運が順行か逆行かは、性別と生まれ年の陰陽の組み合わせで決まるからです。性別を変えると、大運の干支も始まる時期も変わります。
大運が悪い時期はどう過ごせばいいですか?
「悪い大運」と決めつける必要はありません。負担が増える時期は、力をつける時期でもあります。その大運が強めるテーマを知り、無理に広げず足元を固めるなど、流れに合った動き方を選びましょう。
大運と紫微斗数の大限は同じですか?
どちらも10年単位ですが、数え方が違い、切り替わる年もたいてい異なります。それぞれ別々に読んでください。詳しくは紫微斗数と四柱推命の違いで比べています。
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