天同星とは?紫微斗数で命宮に天同星がある人の性格・四化・十二宮
天同星は紫微斗数の「福星」で、穏やかさ、足るを知る心、人生を楽しむ力を表します。命宮に天同星がある人はおおらかで付き合いやすく、人に好かれ、自分の気持ちを大切にできます。ただしプレッシャーがかかると、先延ばしにしたり現状に甘んじたりしやすい面もあります。
- 星系
- 紫微星系(南斗星)
- 五行
- 陽水
- 化気
- 化気は「福」
- キーワード
- 福、穏やかさ、楽しむ力、人望
天同星の性格
天同星は温和でやさしく、無邪気な子どものような星です。調和を好み、争いを嫌います。命宮に天同星がある人はたいてい楽観的でおおらか、付き合いやすく、暮らしを楽しむ工夫も上手です。
天同は福星ですが、伝統的には「先に苦労し、あとで甘みを得る」星とされます。その福は、苦労や試練をくぐり抜けたあとで味わえることが多く、若いころの壁がかえって天同を成熟させます。
天同は気持ちと人とのつながりを大切にします。サービス業、教育、飲食、芸術、ケアの仕事に向いていて、親しみやすさが求められる場所ではとくに力を発揮します。
長所と気をつけたい点
長所は、付き合いやすく、楽観的で、楽しむことを知っていることです。周りの人に気楽さと温かさを届けられます。
気をつけたいのは、プレッシャーがかかると逃げたくなったり、何ごとものんびり構えすぎたり、波風を立てたくなくて問題を棚上げにしたりすることです。自分の譲れない線をおだやかに伝えるほうが、関係はかえって長続きします。
明るい位置と暗い位置の違い
天同の明るさが高いと、福にも人望にも恵まれ、気楽に自分らしく過ごせます。明るさが弱い、または煞星と同じ宮にあると、感情的になりやすく、意志の力が足りなくなりがちです。外から目標を与えてもらったり、背中を押してくれる仲間がいたりすると助けになります。
恋愛と人間関係
天同は恋愛でやさしく思いやりがあり、一緒にいて心地よいことを大切にします。気楽でけんかのない関係が好きです。相手に合わせることをいとわない一方、決めることを相手に頼りがちで、衝突が起きると避けようとします。人付き合いでは人望があって付き合いやすく、友人からはムードメーカーと見られています。話し合うべきことを勇気を出してはっきり話すと、関係はかえって安定します。
十二支ごとの天同星の明るさ
明るさは廟・旺・得・利・平・不・陥の七段階です。廟・旺はもっとも持ち味を発揮しやすく、得・利がそれに続き、平・不・陥では生まれたあとの工夫がより大切になります。この星があなたの命盤のどの地支に入るかは生年月日と時刻で決まります。下の表は、地支ごとの明るさです。
- 寅利
- 卯平
- 辰平
- 巳廟
- 午陥
- 未不
- 申旺
- 酉平
- 戌平
- 亥廟
- 子旺
- 丑不
十二宮の天同星
同じ天同星でも、どの宮に入るかで表れる分野が変わります。十二宮それぞれでの天同星の基本的な意味をまとめました。宮の名前を押すと、その宮の詳しい解説を読めます。
- 命宮
- 命宮の天同は、伝統的には穏やかさ、安心、感受性を象徴し、負担を避けて問題を先送りしない工夫がテーマになります。
- 兄弟宮
- 兄弟宮の天同は、兄弟姉妹や同年代と仲がよく、衝突が少ないことを表します。助け合う場面は多いものの、問題が起きると一緒に先送りしやすい点に注意しましょう。
- 夫妻宮
- 夫妻宮の天同は、伝統的には心地よさや安心できる関係への期待を象徴し、必要な境界を言葉にすることがテーマになります。
- 子女宮
- 子女宮の天同は、子どもや後輩との関係が近く穏やかで、家の雰囲気がのびのびしていることを表します。必要な決まりごとは、やさしく、でもはっきり伝えましょう。
- 財帛宮
- 財帛宮の天同は、伝統的には満足感、穏やかな積み重ね、楽しみを象徴し、気分に沿った支出を振り返る手がかりになります。
- 疾厄宮
- 疾厄宮の天同は、伝統的には泌尿器や腎など水分の巡りと結びつけられます。生活が気ままになりやすいので、食べすぎ飲みすぎと生活リズムに気をつけましょう。
- 遷移宮
- 遷移宮の天同は、伝統的には気楽で受け入れられる環境や、互いに世話をする関係を求める傾向を象徴します。
- 交友宮
- 交友宮の天同は、付き合いやすく一緒に暮らしを楽しめる友人が多いことを表します。誰かが物事を動かす必要があるときは、あなたがその役を担うことになるかもしれません。
- 官禄宮
- 官禄宮の天同は、伝統的には協力的な雰囲気や無理のない負担を求め、奉仕や調整を重視する傾向を象徴します。
- 田宅宮
- 田宅宮の天同は、伝統的には住まいの快適さ、温かさ、暮らしやすさを重視する傾向を象徴します。
- 福徳宮
- 福徳宮の天同は、伝統的には日常の楽しみや心のゆとりを象徴し、いつも幸福でいられることを保証しません。
- 父母宮
- 父母宮の天同は、両親や目上の人が穏やかで、あまりプレッシャーをかけないことを表します。上司とも気楽に付き合えますが、成長の機会は自分から取りに行きましょう。
天同星の四化
- 天同化禄丙年生まれ
- 福と人望が強まり、人生を楽しむ機会が増え、助けてくれる人にもよく恵まれます。
- 天同化権丁年生まれ
- 穏やかさの中に自分の考えと推進力が加わり、自分から取りにいけるようになります。
- 天同化忌庚年生まれ
- 気分が落ち込んだり、尽くしても報われないと感じたりしやすく、福が目減りしがちです。気持ちのケアを大切にし、問題には自分から向き合うことがいちばん大事です。
大限が天同星の宮に入る十年
大限の宮に天同があると、その十年はペースがゆったりし、人間関係が穏やかで、生活の質も上がります。暮らしを楽しんだり、昔の趣味を取り戻したりする機会もよくあります。気持ちよく過ごせて助けてくれる人も多いのが良い点です。気をつけたいのは、居心地がよすぎて意欲が薄れたり、踏ん張るべきときに逃げたりすることです。家庭、健康、人間関係を育てるのに向いた十年です。
命宮に天同星がある人へのアドバイス
命宮に天同がある人は、自分もまわりの人も心地よくさせることができます。これはなかなか得がたい力です。小さくても具体的な目標を立て、「まあこれくらいでいいか」が癖にならないようにしましょう。向き合うべき問題は、早く手をつけるほど楽に片づきます。天同の福は足るを知ることにありますが、足るを知ることと逃げることは紙一重です。その違いをはっきり見分けてください。
天同星と同じ宮に入る主星
十四主星の配置は決まっているため、天同星がどの主星と、どの地支で同じ宮に入るかも決まっています。組み合わせが変われば、性格や表れ方も変わります。
天同星が卯、辰、巳、酉、戌、亥にあるときはほかの主星と同宮せず単独で入ります。持ち味がもっとも素直に出て、対宮の主星の影響も受けやすくなります。
- 天同太陰子、午で同宮
- 天同の穏やかさに太陰の繊細さが加わり、やさしく情に厚く、暮らしを楽しむことを知っていて、芸術や美的センスにも恵まれています。子宮では太陰が廟で、伝統的には「水澄桂萼」(澄んだ水面に月の桂の花が映る)と呼ばれ、感情面も財の面も比較的順調です。午宮では太陰の明るさが弱く(不)、気分の浮き沈みが出やすくなります。芸術、デザイン、サービス、人の世話をする仕事に向いています。
- 天同巨門丑、未で同宮
- 天同の人当たりのよさに巨門の疑い深さが重なり、外から見ると付き合いやすいのに、内心では考えることが多く不安になりやすい組み合わせです。話す力はなかなかのもので、サービス、相談業務、教育など、コミュニケーションが必要な仕事に向いています。気をつけたいのは、気持ちを胸にしまい込んだり、一言をいつまでも気にしたりすることです。気になることははっきり口に出して伝えると、人間関係がずっと楽になります。
- 天同天梁寅、申で同宮
- 天同の福に天梁の庇護が加わり、心根がやさしく、目上の人との縁があり、困ったときには助けてくれる人が現れやすい組み合わせです。医療、教育、ソーシャルワーク、公益活動、人の世話をする仕事に向いています。伝統的には「福」と「蔭」(庇護)を兼ね備えた組み合わせとされます。気をつけたいのは、居心地のよさに甘えすぎたり、人のことに口を出しすぎたりすることです。親切心はふさわしい場所に向ければ十分です。
自分の紫微斗数の命盤を出してみる
生年月日と生まれた時刻を入れるだけで、命盤を無料で作れます。宮を押すと、主星・四化とわかりやすい解説が表示されます。
無料で命盤を作るよくある質問
命宮に天同星があるのは良いことですか?
天同は福星で、穏やかで人望があり、暮らしを楽しむことを知っています。気をつけたいのは、物事を先延ばしにしたり現状に甘んじたりすることで、自分に少し目標を与えるとさらに良くなります。
天同化忌とはどういう意味ですか?
天同は庚年に化忌となり、気分の浮き沈みや、尽くしても報われないという感覚がよく表れます。自分の気持ちを大事にし、問題を棚上げにしないことが、化忌のいちばん上手な付き合い方です。
天同星に向いている仕事は?
親しみやすさが求められる仕事が向いています。たとえばサービス業、教育、飲食、デザイン・芸術、ケアやカウンセリングの仕事です。
天同星がいちばん明るいのはどの位置ですか?
当サイトが採用している明るさの表では、天同は巳・亥で廟、申・子で旺、寅で利、卯・辰・酉・戌で平、未・丑で不、午で陥です。陥のときは感情的になりやすいので、忍耐力と行動力を意識して育てるとよいでしょう。
天同化禄とはどういう意味ですか?
天同は丙年に化禄します。福と人望が増し、毎日が楽しく、人から助けてもらいやすくなります。暮らしを楽しむのも上手になります。気をつけたいのは、居心地がよすぎると怠けやすくなることです。