2026/10/24

真太陽時とは?四柱推命で出生時刻を補正すべきか、サマータイムと23時台の扱い

真太陽時は、出生地の経度と均時差から太陽の実際の位置に合わせて出生時刻を直したものです。計算式、東京・大阪・札幌・福岡・那覇で時計と太陽がどれだけずれるか、サマータイムを引き戻す手順、23時台生まれの日柱が流派で分かれる理由、そして時柱が実際に変わるのはどんな人かを解説します。観象の自動計算は出生地の時計の時刻が基本で、出生都市が分かれば補正を選べます。

真太陽時とは?四柱推命で出生時刻を補正すべきか、サマータイムと23時台の扱い

真太陽時(しんたいようじ)は、出生地の経度と「均時差」を使って、出生時刻を太陽の実際の位置に合わせて直したものです。時計の時刻とのずれは、数分の都市もあれば1時間を超える都市もあります。 四柱推命の時柱は「どの2時間(時辰)に生まれたか」で決まるので、「補正すべきかどうか」がたびたび話題になります。この記事では計算式、日本各地のずれ、サマータイムと23時台の扱いを整理し、自分に補正が必要かどうか判断できるようにします。

先に結論を言うと、出生時刻が時辰の境目(1時・3時・5時……23時の奇数時ちょうど)から30分以上離れている人は、補正しても時柱は変わりません。 気をつけるべきなのは、境目のすぐ近くに生まれた人、標準子午線から遠い土地で生まれた人、そしてサマータイム期間に生まれた人です。

真太陽時の計算式

時計の時刻は、同じタイムゾーン全体で共通です。日本標準時は東経135度(兵庫県明石市)を基準にしていますが、太陽の動きはタイムゾーンとは関係ありません。地球は1度回るのに4分かかるので、出生地が135度から離れるほど、時計と太陽の位置がずれます。

真太陽時 = 時計の時刻 +(出生地の経度 − 135)× 4分 + 均時差

  • 経度差:標準子午線より東なら太陽が時計より「早い」ので足し、西なら引きます。
  • 均時差:地球の軌道が楕円で地軸が傾いているため、太陽が真南に来る「正午」は毎日同じ時刻になりません。年間のずれは2月中旬の約−14分から11月上旬の約+16分の間で、4月中旬・6月中旬・9月上旬・12月下旬はほぼゼロです。

二つを足したものが補正量です。

日本各地でどれだけずれるか

都市東経経度差均時差を含めた範囲
札幌約141.3°+25分+11〜+41分
仙台約140.9°+24分+10〜+40分
東京約139.7°+19分+5〜+35分
名古屋約136.9°+8分−6〜+24分
大阪約135.5°+2分−12〜+18分
広島約132.5°−10分−24〜+6分
福岡約130.4°−18分−32〜−2分
那覇約127.7°−29分−43〜−13分

関東から北海道にかけては太陽が時計より20分前後から25分ほど早く、九州・沖縄では20〜30分遅れます。日本国内でも東と西で1時間近い差があるため、同じ「10時50分生まれ」でも、札幌なら午の刻、那覇なら巳の刻のまま、ということが起こります。

海外ではずれがさらに大きい土地があります。シンガポールやクアラルンプールは東経104度前後でUTC+8を使うため、時計が太陽より1時間以上進んでいます。ソウルは東経127度でUTC+9なので太陽が約32分遅れ、韓国の四柱推命では「30分引く」補正がよく話題になります。

時柱が実際に変わるのはどんなときか

時辰は2時間ごとで、境目は奇数時ちょうどです。補正後の時刻がこの境目を越えたときだけ、時柱が変わります。

時計の出生時刻出生地補正後時柱
10:00大阪約10:02変わらない(巳)
10:50東京約10:55〜11:25午の刻に変わる可能性
11:15那覇約10:32〜11:02巳の刻に戻る可能性
22:40札幌約22:51〜23:21子の刻に入り、日柱も変わる可能性
00:20福岡前日の約23:48〜00:18時柱は子のまま、日柱が前日に戻る可能性

22:30〜01:30ごろの生まれは特に注意が必要です。補正によって時柱だけでなく日柱も動くことがあります(次の節で説明します)。

サマータイムは先に戻す

真太陽時は標準時から計算します。出生の記録がサマータイム(夏時間)の時刻なら、補正の前に1時間引いて標準時に戻します。

  • 日本:1948年から1951年まで、5月の第1土曜から9月の第2土曜までサマータイムが実施されました。1949年は4月から始まっています。この期間に生まれた人は、記録の時刻が夏時間かどうかを確認してください。
  • 韓国:1987年と1988年。それ以前にも1950年代に数回実施されています。
  • 台湾:1945年から1979年の間に断続的に実施。中国大陸:1986年から1991年。
  • アメリカ・ヨーロッパ:現在も毎年実施。

よくある間違いは二つあります。標準時に戻し忘れること、そして自分で1時間引いたうえで計算ツールがさらに1時間引き、合計2時間ずれてしまうことです。観象の自動計算は出生地域ごとの過去のタイムゾーンとサマータイムを自動で処理するので、出生届に書かれた時刻をそのまま入力し、自分で調整しないでください。

23時台の生まれ:日柱はどの日になるか

子の刻は23時から翌1時までで、唯一、日付をまたぐ時辰です。23時から24時までを夜子時、0時から1時までを早子時と呼び、夜子時の日柱を当日とするか翌日とするかで流派が分かれます。

流派23:00〜23:59生まれ00:00〜00:59生まれ
23時で日付が変わる翌日の日柱翌日の日柱
0時で日付が変わる当日の日柱翌日の日柱

時支はどちらでも子ですが、日干が変わると時干も、命式の通変星もすべて変わります。観象は初期設定で23時に日付を切り替えます。この時間帯に生まれた人は両方の命式を出して比べてください。詳しい規則は夜子時と早子時の違いで整理しています。

真太陽時の補正で時刻が23時をまたぐ場合は、時柱と日柱が同時に動くので、二つの命式はかなり違って見えます。必ず両方を見てください。

結局、補正すべきか

これは流派の違いで、正解があるわけではありません。補正する側は「時辰はもともと太陽で決めるもの」と考え、補正しない側は「四柱推命は昔からその土地の公式な時刻で見てきたうえ、分単位の出生記録は近代以降のもの」と考えます。

現実的な手順はこうです。

  1. まず出生届の時刻で命式を出す。 いちばん信頼できる元の記録です。
  2. 時辰の境目までどれだけ余裕があるか、出生地が東経135度からどれだけ離れているかを見る。 大阪で10時生まれなら、そのまま使えばよいでしょう。
  3. 境目の近く、または札幌・那覇など標準子午線から遠い土地の生まれなら、両方の命式を出し、どの柱が違うかを見て、自分の性格や経歴と照らし合わせます。
  4. 好きな時辰に「合わせる」ために出生時刻を変えてはいけません。 時刻を変えるのは命式を変えることで、補正ではありません。

観象の四柱推命 自動計算は、出生地の時計の時刻を基本にしています。出生都市が分かる場合は入力フォームで真太陽時の補正をオンにでき、結果ページに何分補正したか、時柱が変わったかが表示されます。

よくある質問

平均太陽時と真太陽時の違いは?

平均太陽時は経度差だけを直し、太陽が毎日同じ時刻に真南に来ると仮定します。真太陽時はそこに均時差を加え、太陽の実際の位置を反映します。差は最大16分です。計算ツールの「真太陽時補正」は、ふつう両方を含みます。

東京生まれは補正が必要ですか?

東京は太陽が時計より約19分早く、均時差を含めると+5〜+35分です。出生時刻が奇数時の直前30分(10:30〜10:59など)に生まれた人は時柱が変わる可能性があります。まず元の時刻で命式を出し、境目との距離を見てください。

出生都市が分からないときは?

補正しないでください。真太陽時には経度が必要で、信頼できる出生地がなければ信頼できる補正もありません。出生届の時刻で命式を出します。

補正で時柱が変わりました。どちらが正しいのですか?

命式の計算だけでは証明できません。二つの命式の違いを自分の経歴と照らし合わせれば判断材料にはなりますが、証拠にはなりません。どちらかに決めつけるより、どの流派の考え方かをメモして両方残しておくほうが誠実です。

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