命式の出し方・計算方法:年柱・月柱・日柱・時柱を自分で求める手順
四柱推命の命式は、年柱は立春、月柱は節入り、日柱は60日周期、時柱は2時間ごとの十二支で決まります。早見の公式と計算例、間違えやすい節入り・時差・サマータイム・23時台の扱いまで解説します。

命式の四つの柱は、それぞれ別のルールで決まります。年柱は立春、月柱は節入り、日柱は60日周期、時柱は2時間ごとの十二支です。 仕組みが分かれば手計算でも出せますし、自動計算も命式を出す手助けになります。ただし、節入りの前後に生まれた場合は、出生地の標準時で示された節入り日時と照合して、年柱・月柱を確認してください。
この記事では、架空の例1988年4月12日10時、東京生まれを使って、四柱を一つずつ求めていきます。答えは「戊辰・丙辰・丁酉・乙巳」です。
準備:六十干支の番号
干支は、十干(甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸)と十二支(子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥)を順に組み合わせたもので、60通りで一巡します。甲子を1番とすると、11番が甲戌、21番が甲申、31番が甲午、41番が甲辰、51番が甲寅、60番が癸亥です。
番号から干支を出すときは、次のように考えます。
- 天干:番号を10で割った余り(1なら甲、2なら乙…0なら癸)
- 地支:番号を12で割った余り(1なら子、2なら丑…0なら亥)
六十干支の一覧と、それぞれの意味は十干・十二支の一覧にまとめています。
年柱:立春で年が変わる
四柱推命の1年は、1月1日ではなく立春(毎年2月4日前後)に始まります。立春より前に生まれた人は、前の年の干支になります。
西暦から年の干支を出す式は次のとおりです。
- 天干:(西暦 − 3)を10で割った余り
- 地支:(西暦 − 3)を12で割った余り
1988年なら、1988 − 3 = 1985。1985を10で割った余りは5で戊、12で割った余りは5で辰。年柱は戊辰です。
ただし同じ1988年でも、2月4日の正午に生まれた人は、その年の立春(2月4日の夜)より前なので、前年の丁卯になります。2026年の立春は、日本標準時で2月4日午前5時02分です。その時刻より前の生まれは乙巳年、以後の生まれは丙午年として扱います。1月と2月上旬生まれの人は、必ず立春の日付と時刻を確認しましょう。
月柱:節入りで月が変わる
月柱の月は、暦の1日ではなく二十四節気のうち「節」の日(節入り)で切り替わります。
| 月支 | 始まりの節 | おおよその時期 |
|---|---|---|
| 寅 | 立春 | 2月4日頃 |
| 卯 | 啓蟄 | 3月6日頃 |
| 辰 | 清明 | 4月5日頃 |
| 巳 | 立夏 | 5月6日頃 |
| 午 | 芒種 | 6月6日頃 |
| 未 | 小暑 | 7月7日頃 |
| 申 | 立秋 | 8月8日頃 |
| 酉 | 白露 | 9月8日頃 |
| 戌 | 寒露 | 10月8日頃 |
| 亥 | 立冬 | 11月7日頃 |
| 子 | 大雪 | 12月7日頃 |
| 丑 | 小寒 | 1月6日頃 |
月の天干は、年の天干によって寅月の始まりが決まり、そこから順に進みます(五虎遁)。
| 年の天干 | 寅月の干支 |
|---|---|
| 甲・己 | 丙寅 |
| 乙・庚 | 戊寅 |
| 丙・辛 | 庚寅 |
| 丁・壬 | 壬寅 |
| 戊・癸 | 甲寅 |
1988年は戊年なので、寅月は甲寅、卯月は乙卯、辰月は丙辰です。4月12日は清明(1988年は4月4日の夜)を過ぎているので辰月、月柱は丙辰です。4月4日の正午生まれなら、まだ卯月の乙卯になります。
日柱:60日で一巡する日の干支
日の干支は、月や年に関係なく、60日ごとに同じ干支が巡ってきます。 基準となる日の干支が分かれば、そこから日数を数えて求められます。
基準として、2000年1月1日は戊午(55番)です。
日柱の番号 =(55 + 基準日からの日数)を60で割った余り(0なら60)
たとえば2026年10月15日は、2000年1月1日から9,784日後です。55 + 9,784 = 9,839、60で割った余りは59で、日柱は壬戌です。
基準日より前の日付は、日数をマイナスで数えます。1988年4月12日は2000年1月1日の4,281日前なので、55 − 4,281 = −4,226。これに60の倍数を足して正の数にすると34になり、日柱は丁酉です。
日数の計算は間違えやすいので、ここは表計算ソフトや自動計算に任せるのが無難です。
時柱:2時間ごとの十二支と日干で決まる
時柱の地支は、1日を2時間ずつ十二支に分けて決めます。
| 時支 | 時刻 | 時支 | 時刻 |
|---|---|---|---|
| 子 | 23時〜1時 | 午 | 11時〜13時 |
| 丑 | 1時〜3時 | 未 | 13時〜15時 |
| 寅 | 3時〜5時 | 申 | 15時〜17時 |
| 卯 | 5時〜7時 | 酉 | 17時〜19時 |
| 辰 | 7時〜9時 | 戌 | 19時〜21時 |
| 巳 | 9時〜11時 | 亥 | 21時〜23時 |
時の天干は、日干によって子の刻の始まりが決まります(五鼠遁)。
| 日干 | 子の刻の干支 |
|---|---|
| 甲・己 | 甲子 |
| 乙・庚 | 丙子 |
| 丙・辛 | 戊子 |
| 丁・壬 | 庚子 |
| 戊・癸 | 壬子 |
例の日干は丁なので、子の刻は庚子、丑は辛丑、寅は壬寅、卯は癸卯、辰は甲辰、巳は乙巳。10時は巳の刻なので、時柱は乙巳です。
これで命式は戊辰・丙辰・丁酉・乙巳になりました。
間違えやすい4つのポイント
1. 節入りの「時刻」
立春や清明は日付だけでなく時刻まで決まっています。節入りの当日に生まれた人は、生まれた時刻が節入りの前か後かで、年柱や月柱が変わります。
2. 出生地の時差(地方時)
日本の標準時は東経135度(兵庫県明石市)を基準にしています。太陽の位置で見た実際の時刻は、経度が1度違うごとに約4分ずれます。東京(東経約139.7度)なら標準時より約19分早く、札幌なら約25分早く、那覇なら約29分遅くなります。流派によってはこの差を補正して時柱を決めます。時刻が時支の境目(奇数時ちょうど)に近い人ほど影響を受けます。
3. サマータイム
日本では1948年から1951年までサマータイムが実施され、実施期間には春も含まれます。特に1949年は4月から始まっているため、出生年月日がその年の実施期間に入るかを確認してください。記録が夏時間なら、手計算では1時間戻して標準時に直します。自動計算を使う場合は、夏時間を自動で補正するかを確かめ、二重に補正しないようにしましょう。海外生まれの人も、出生時に現地で夏時間だったかを確認しましょう。
4. 23時台(子の刻)の生まれ
23時〜24時に生まれた人は、日柱を「その日」とするか「翌日」とするかで流派が分かれます。23時を境に日付を進める考え方と、0時で日付を進める考え方です。この時間帯に生まれた人は、両方の命式を見比べてみるとよいでしょう。
自動計算で確かめる
手計算の流れを理解したら、結果は自動計算で確かめるのがおすすめです。観象の四柱推命 自動計算では、生年月日・出生時刻・出生地を入力すると命式を出し、時刻を補正した場合はその内容も表示します。節入りの当日や前後に生まれた人は、この記事の手順で月柱・年柱も確かめておくと安心です。干支だけを手早く確認したいときは干支の自動計算も使えます。
よくある質問
年柱が自分の干支(生まれ年)と違うのはなぜですか?
四柱推命では立春の瞬間に年柱が切り替わるため、1月1日からその年の立春の時刻より前に生まれた人は、前年の干支になります。
日柱の計算に使える基準日はありますか?
2000年1月1日が戊午の日です。そこからの日数を数えて60で割った余りから求められます。ほかの日を基準にしても、干支が正しければ結果は同じです。
出生地の時差補正は必ず必要ですか?
流派によって考え方が異なります。補正すると時柱が変わるのは、出生時刻が時支の境目に近い場合だけです。境目から離れていれば、補正の有無で命式は変わりません。
サイトによって命式が違うのはなぜですか?
主な原因は、節入りの時刻の扱い、出生地の時差補正の有無、23時台の日付の扱いの三つです。どれも生まれた時刻が境目に近い人ほど差が出やすくなります。
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