2026/10/15

命式の出し方・計算方法:年柱・月柱・日柱・時柱を自分で求める手順

四柱推命の命式は、年柱は立春、月柱は節入り、日柱は60日周期、時柱は2時間ごとの十二支で決まります。早見の公式と計算例、間違えやすい節入り・時差・サマータイム・23時台の扱いまで解説します。

命式の出し方・計算方法:年柱・月柱・日柱・時柱を自分で求める手順

命式の四つの柱は、それぞれ別のルールで決まります。年柱は立春、月柱は節入り、日柱は60日周期、時柱は2時間ごとの十二支です。 仕組みが分かれば手計算でも出せますし、自動計算も命式を出す手助けになります。ただし、節入りの前後に生まれた場合は、出生地の標準時で示された節入り日時と照合して、年柱・月柱を確認してください。

この記事では、架空の例1988年4月12日10時、東京生まれを使って、四柱を一つずつ求めていきます。答えは「戊辰・丙辰・丁酉・乙巳」です。

準備:六十干支の番号

干支は、十干(甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸)と十二支(子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥)を順に組み合わせたもので、60通りで一巡します。甲子を1番とすると、11番が甲戌、21番が甲申、31番が甲午、41番が甲辰、51番が甲寅、60番が癸亥です。

番号から干支を出すときは、次のように考えます。

  • 天干:番号を10で割った余り(1なら甲、2なら乙…0なら癸)
  • 地支:番号を12で割った余り(1なら子、2なら丑…0なら亥)

六十干支の一覧と、それぞれの意味は十干・十二支の一覧にまとめています。

年柱:立春で年が変わる

四柱推命の1年は、1月1日ではなく立春(毎年2月4日前後)に始まります。立春より前に生まれた人は、前の年の干支になります。

西暦から年の干支を出す式は次のとおりです。

  • 天干:(西暦 − 3)を10で割った余り
  • 地支:(西暦 − 3)を12で割った余り

1988年なら、1988 − 3 = 1985。1985を10で割った余りは5で戊、12で割った余りは5で辰。年柱は戊辰です。

ただし同じ1988年でも、2月4日の正午に生まれた人は、その年の立春(2月4日の夜)より前なので、前年の丁卯になります。2026年の立春は、日本標準時で2月4日午前5時02分です。その時刻より前の生まれは乙巳年、以後の生まれは丙午年として扱います。1月と2月上旬生まれの人は、必ず立春の日付と時刻を確認しましょう。

月柱:節入りで月が変わる

月柱の月は、暦の1日ではなく二十四節気のうち「節」の日(節入り)で切り替わります。

月支始まりの節おおよその時期
寅立春2月4日頃
卯啓蟄3月6日頃
辰清明4月5日頃
巳立夏5月6日頃
午芒種6月6日頃
未小暑7月7日頃
申立秋8月8日頃
酉白露9月8日頃
戌寒露10月8日頃
亥立冬11月7日頃
子大雪12月7日頃
丑小寒1月6日頃

月の天干は、年の天干によって寅月の始まりが決まり、そこから順に進みます(五虎遁)。

年の天干寅月の干支
甲・己丙寅
乙・庚戊寅
丙・辛庚寅
丁・壬壬寅
戊・癸甲寅

1988年は戊年なので、寅月は甲寅、卯月は乙卯、辰月は丙辰です。4月12日は清明(1988年は4月4日の夜)を過ぎているので辰月、月柱は丙辰です。4月4日の正午生まれなら、まだ卯月の乙卯になります。

日柱:60日で一巡する日の干支

日の干支は、月や年に関係なく、60日ごとに同じ干支が巡ってきます。 基準となる日の干支が分かれば、そこから日数を数えて求められます。

基準として、2000年1月1日は戊午(55番)です。

日柱の番号 =(55 + 基準日からの日数)を60で割った余り(0なら60)

たとえば2026年10月15日は、2000年1月1日から9,784日後です。55 + 9,784 = 9,839、60で割った余りは59で、日柱は壬戌です。

基準日より前の日付は、日数をマイナスで数えます。1988年4月12日は2000年1月1日の4,281日前なので、55 − 4,281 = −4,226。これに60の倍数を足して正の数にすると34になり、日柱は丁酉です。

日数の計算は間違えやすいので、ここは表計算ソフトや自動計算に任せるのが無難です。

時柱:2時間ごとの十二支と日干で決まる

時柱の地支は、1日を2時間ずつ十二支に分けて決めます。

時支時刻時支時刻
子23時〜1時午11時〜13時
丑1時〜3時未13時〜15時
寅3時〜5時申15時〜17時
卯5時〜7時酉17時〜19時
辰7時〜9時戌19時〜21時
巳9時〜11時亥21時〜23時

時の天干は、日干によって子の刻の始まりが決まります(五鼠遁)。

日干子の刻の干支
甲・己甲子
乙・庚丙子
丙・辛戊子
丁・壬庚子
戊・癸壬子

例の日干は丁なので、子の刻は庚子、丑は辛丑、寅は壬寅、卯は癸卯、辰は甲辰、巳は乙巳。10時は巳の刻なので、時柱は乙巳です。

これで命式は戊辰・丙辰・丁酉・乙巳になりました。

間違えやすい4つのポイント

1. 節入りの「時刻」

立春や清明は日付だけでなく時刻まで決まっています。節入りの当日に生まれた人は、生まれた時刻が節入りの前か後かで、年柱や月柱が変わります。

2. 出生地の時差(地方時)

日本の標準時は東経135度(兵庫県明石市)を基準にしています。太陽の位置で見た実際の時刻は、経度が1度違うごとに約4分ずれます。東京(東経約139.7度)なら標準時より約19分早く、札幌なら約25分早く、那覇なら約29分遅くなります。流派によってはこの差を補正して時柱を決めます。時刻が時支の境目(奇数時ちょうど)に近い人ほど影響を受けます。

3. サマータイム

日本では1948年から1951年までサマータイムが実施され、実施期間には春も含まれます。特に1949年は4月から始まっているため、出生年月日がその年の実施期間に入るかを確認してください。記録が夏時間なら、手計算では1時間戻して標準時に直します。自動計算を使う場合は、夏時間を自動で補正するかを確かめ、二重に補正しないようにしましょう。海外生まれの人も、出生時に現地で夏時間だったかを確認しましょう。

4. 23時台(子の刻)の生まれ

23時〜24時に生まれた人は、日柱を「その日」とするか「翌日」とするかで流派が分かれます。23時を境に日付を進める考え方と、0時で日付を進める考え方です。この時間帯に生まれた人は、両方の命式を見比べてみるとよいでしょう。

自動計算で確かめる

手計算の流れを理解したら、結果は自動計算で確かめるのがおすすめです。観象の四柱推命 自動計算では、生年月日・出生時刻・出生地を入力すると命式を出し、時刻を補正した場合はその内容も表示します。節入りの当日や前後に生まれた人は、この記事の手順で月柱・年柱も確かめておくと安心です。干支だけを手早く確認したいときは干支の自動計算も使えます。

よくある質問

年柱が自分の干支(生まれ年)と違うのはなぜですか?

四柱推命では立春の瞬間に年柱が切り替わるため、1月1日からその年の立春の時刻より前に生まれた人は、前年の干支になります。

日柱の計算に使える基準日はありますか?

2000年1月1日が戊午の日です。そこからの日数を数えて60で割った余りから求められます。ほかの日を基準にしても、干支が正しければ結果は同じです。

出生地の時差補正は必ず必要ですか?

流派によって考え方が異なります。補正すると時柱が変わるのは、出生時刻が時支の境目に近い場合だけです。境目から離れていれば、補正の有無で命式は変わりません。

サイトによって命式が違うのはなぜですか?

主な原因は、節入りの時刻の扱い、出生地の時差補正の有無、23時台の日付の扱いの三つです。どれも生まれた時刻が境目に近い人ほど差が出やすくなります。

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